アートを飾ろう③ ~壁紙がアートの世界を広げる~
こんにちは。KALです。
前回、手作りの額縁でもアートが映えることをお話しました。ちょっとしたひと工夫で見栄えも違うものです。
今日は、額縁ほど簡単とは言えませんが、アートの色彩をより映えさせる壁作り、つまり壁紙の貼替えのお話です。
ここ数年で、デジタルプリンターの精度が格段に良くなってきており、壁紙も安価で高品質のものがホームセンターなどでも数多く売られております。
アート作品をそのまま壁紙に印刷して、壁一面がアート作品という部屋作りも可能になっております。
便利な世の中ですね。
今回は、我が家のリビングにアートを取り込み、その後、壁紙を貼りかえるまでの変遷をご紹介し、壁紙ひとつで、アートが変わるところをお見せします。
以前の我が家のリビングの壁は、こんな感じでした。
もともと貼ってあった白い壁紙が年月を経て剥がれたり、繋ぎの部分に隙間ができたりしてきたので、剥がれた部分は、カレンダーを掛けて隠しました。また繋ぎの部分の隙間は、前回紹介したマスキングテープで隠しました。
それでも、殺風景な壁ですよね。
剥がれたところにカレンダーを掛けるっていうのは、あるあるですね。
そんな時に、あるインテリアショップに出掛けた時のこと。
妻がビジュアルプレゼンテーションで飾ってあった2枚連作のアートに、目を止めました。それまでアートを積極的に飾ることのなかった私たちでしたが、そのアートを観たときに、何となくこのアートが我が家のリビングの壁を明るく、そして私たちを楽しませくれるのではないかと思い、衝動買いしてしまいました。
そして、我が家のリビングの壁はこのように変わりました。
ソファーの位置を変えたので、アートは少し高めに設置しました。
それまでと比べたら、殺風景だった白一面の壁が、明るく、インパクトのある壁に変わりました。
たまたまですが、マスキングテープの色調がアートの色調に合っていたの、邪魔にならずに済みました。
私たちとしては、大満足でした。リビングで過ごす時間が、とても楽しく、また少し豊かな気持ちにもなれました。
ところが、しばらくしてから妻がポツリ・・・
白い壁じゃないほうが、絵が浮きだって、もっとよく見えるようになるんじゃない?
つまり、コントラストを付けたほうがいいってことだよね。
ってことで、
じゃあ、壁紙を変えようよ!とさっそくホームセンターへ。
(私たち夫婦って、即決!衝動!が多いんです。 笑)
冒頭お話した通り、壁紙はどんどん進化しています。安くて薄くて軽くい。また貼るための糊もよくなっている。さらには工具もお手頃価格で売っています。
ホームセンターでいろいろな種類、デザインの壁紙を見て回り、我が家のリビングの雰囲気やアートの色彩などイメージしながら、あれやこれやと見比べてました。
そして、2種類の壁紙を購入しました。
さて、これまで壁紙貼りなんてやったことはありません。
妻がWeb siteを検索して、貼り方事例や必要な工具など確認してくれました。
あとは、自分たちの腕を信じて、やってみよう!っていう夫婦です。
仕上がりを見ていただく前に、まず参考までに壁紙の貼り方についてWeb siteを紹介しましょう。
実際にやってみると、当然のことながらご紹介したsite通りにはいきません。
無駄にした壁紙もロット単位です。
でも、職人さんに頼むことを考えたら安いものです。
それに、作業の過程がまた楽しいんですよ。もちろん、出来あがったときの達成感たるや、言葉にできないくらいです。
ということで、壁紙貼替後の我が家のリビングの壁とアートをご覧ください。
壁紙を2種類購入したとお話しました。
中央のアート2枚の背景はアートの黄みの色調の補色である青系の紙にして、コントラストを付けました。これで、アートがくっきりと浮かび上がり、よりリビングを明るくしてくれます。
壁一面を青系にしますと、リビングが暗くなってしまうと思ったので、左右を無彩色のレンガ調にしてみました。
この無彩色レンガ調の壁紙、貼っていてわかったのですが、紙のつなぎの際、絵柄合わせを気にしなくても、それほど目立ちません。お陰様で貼り合わせに神経をすり減らすことなく作業できました。
これが有彩色でデザインに凝った壁紙だと、貼り合わせがずれると目立ってしまうので、大変だと思います。
あと、天井のピクチャーレールは、逆に目立ってしまうので、取り除きました。
こんな感じで、我が家では、壁のイメージを変えることにより、アートの存在感をより強く見せて、アートの世界を広げることができました。
「アートを飾る」ことの楽しさが、少しでも伝えられた幸いです。
では。