KALの気ままな車中泊&アートライフ

旅行好きですが、愛犬が一緒なので、車中泊がメイン。訪れる先々の自然の風景や、地場の食べ物、出会ったアートなど写真に収め、思いのままを記します。

【車中泊旅行】東日本大震災被災地を訪れる~岩手県陸前高田市~

こんにちは。KALです。

10月7日、福島県の道の駅「ならは」を

6時半に出発、三陸道を通って10時過ぎ

陸前高田の道の駅「高田松原」に到着。

この道の駅は、津波により、建物が壊滅、

2019年にようやく、復興しました。

私たちは、この年から、毎年訪れていおり、

今年3回目になります。

旧道の駅は、補強工事により、当時の原型

をその場に残しております。

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復興した新しい道の駅は、この旧道の駅と

奇跡の一本松の間に建設されました。

takata-matsubara.com

広島平和資料館記念館を模したような造りに

なっており、建物の中央から右側が道の駅、

左側が、東日本大震災津波伝承館になって

います。

伝承館は無料で入場でき、4つのゾーン

①歴史をひもとく、②事実を知る

③教訓を学ぶ、④復興を共に進めると

にわけられ、それぞれ多くの資料、被災

した物、現場をとらえた写真、被災者の声

記録を通して、大震災の事実を見つめます。

シアターでは、当時の津波が市街地に迫り

来る様子が生々しい映像で流されます。

胸が締め付けられる思いがします。

また教訓を学ぶゾーンでは、当時の現場と

東京の本部とのやり取りの録音が流され、

現場の切羽詰まった様子と、本部の法律に

基く対応指示のギャップを感じ、臨機応変

な対応の難しさを痛感させられます。

たとえば、当時の救命ルールでは、順番と

して人命第一に考えそれにあたり、その後

瓦礫などの撤去、道路など整備だったよう

ですが、現場では道路に瓦礫や流れ着いた

家々、車、船などが押し寄せ、人命救助に

行くに行けない状況だったようです。

現場第一主義の大切さを痛感しました。

次に私が向かったのは、施設の中央から

海にむかって通じる道を歩き階段を上った

ところにある、平和祈念の献花台です。

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今は静寂を保っている海に向かい、私は

しばらく手を合わせ、被災者の方々の

ご冥福をお祈りすると同時に、また来年も

この地に訪れることを胸に近いました。

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この日は、この道の駅で車中泊

車は少なく、洗面所の近くに止められたので

雨が降ってきたのですが、大丈夫でした。

また、洗面所も新しく清潔感があり、安心。

明朝は雨が止んでいたので海から上る日の出

をみるため、再度献花台へ。

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明日の希望の光。雲が多かったのは残念でし

たが、雨上がりだったので、振り返ると、虹

が二重に見え、また広場を流れる川にも映り、

この珍しい風景に感激しました。

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ただ、この被災地はまだまだ復興途中です。

10年経ってもなかなか進みません。

一年ごとの変遷を楽しみに、応援を続けて

いきたいと思っております。

 

次回は宮城県に入ります。

 

では。