【車中泊旅行】東日本大震災遺構・伝承館を訪れる~宮城県気仙沼市~
こんにちは。KALです。
10月8日、旅行3日目です。
陸前高田市からは車で30分程度。
伝承館には9時に到着したのですが、伝承館
の開館時間が9時30分だったので、見学の
前に近くの岩井崎園地というペットも一緒に
散歩できる海に面した公園に行きました。
ここ岩井崎の岩礁では、今から約2億5千年
前頃(古生代ぺルム紀)に海中の浅瀬に生活
していた集住の化石をみることができます。
当時の環境、生物の進化を知ることができる
場所として、県の天然記念物にも指定されて
います。また、石灰岩地帯が長い年月をかけ
て海水により浸食され、岬の先端には、海食
洞の岩孔が開いている場所です。波が打ち寄
せることで、波と空気の圧力で穴から潮を吹
き上げ、干潮で波が荒いときには、高さ10m
ほどにも至ります。(以上公園内看板より)
また、岩井崎の先端部に立つ龍の形をした松
が被害を受けたものの、一部が奇跡的に残っ
たことで姿を現したものです。高さ約2.5m、
幹回り約1.7mで、大きく曲がった幹と折れた
枝が、まるで龍が昇る姿に見えることから、
「龍の松」と名付けられました。
(以上、公園の看板より)
こうして、しばらく岩井崎を散策した後、
車で5分ほど移動して、本日の目的地である
東日本大震災遺構・伝承館に向かいました。
平日ということもあって、来館者は6名ほど
の1グループとわたしのような個人4名が一
緒に案内経路にしたがって、施設内を巡回し
ました。
この施設は、旧気仙沼向洋高校の被災した
建物を一部改築したもので、津波によって
被害にあった教室はできるだけ当時の震災直
後の様子を残したままにしてある。
なお、旧気仙沼向洋高校は、この施設から
車で5分内陸に新たに新設されている。
伝承館の入り口は、再興されており、入ると
受付と、全体の巡回経路に関する説明や、
ビデオとスタッフによる震災直後の様子を
観覧することができる。
その後、各自が自由に順路に沿って2階から
4階、そして屋上へと校舎を巡ることになる。
次に写真は4階の教室である。鍵付きのレタ
ーケースの下から7段目までが錆が目立って
いることが見て取れる。
つまり、津波は4階のこの高さ(25cmほど)
まで襲ってきたことがわかっている。
旧気仙沼向洋高校では、幸い早い段階で学外
や屋上に避難し、被災者は1人も出ずに済ん
だ。だからこそ、このように、伝承館として
多くの人たちに大震災の恐ろしさと、当時の
状況をそのまま伝えることが出来るのだと思う。
夜は温泉付きの道の駅で車中泊。
実は昨年も楽しみにして訪れたのだが、温泉が
改築中で利用出来なかった。したがって今年は
リベンジだ。
お陰様で、ゆっくり温泉につかることが出来
た。大満足。
9日は、女川を訪れます。お楽しみに。
では。